お灸治療
今ある症状だけではなく身体全体のバランスを整え、全身治療をします
美肌
腰痛
不眠
妊活
自己免疫疾患
高血圧
お灸で整える!
自律神経・免疫の6つの効果
1. 自律神経のバランスを整える
自律神経は、心臓や胃腸、呼吸などの体の働きを24時間調整している神経です。
活動しているときは交感神経が優位に、休んでいるときは副交感神経が優位になります。
しかし、不規則な生活やストレスはこのバランスを崩し、さまざまな体の不調を引き起こします。
お灸は体に優しい刺激で自律神経のバランスを整え、心身の安定をサポートします。
交感神経の過剰刺激で起こる主な症状
高血圧、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、不妊症、慢性関節リウマチ、腰痛、肩こりなど
副交感神経の過剰刺激で起こる主な症状
アレルギー症状など
2. ホルモンバランスと免疫力をアップ
自律神経は免疫系にも深く関わっています。ストレスで自律神経が乱れると、免疫力が低下します。
お灸はこの自律神経に働きかけ、免疫力を高める効果があります。
さらにお灸の温熱刺激は、わずかに細胞に刺激を与え、その修復過程で免疫機能が活性化されます。
3. 痛み・炎症を緩和
お灸の温かさは、白血球やリンパ球などの免疫成分を活性化させ、全身に巡らせます。
その結果、痛みや炎症を和らげます。
マッサージでは届きにくい頑固なコリや神経痛にも効果が期待できます。
4. 赤血球を増やし血流改善
お灸の温熱効果で血行が促進され、赤血球が増えて酸素が体の隅々まで行き渡ります。施灸後は体が軽く、すっきりと感じられます。
5. 代謝を高める
温熱刺激により血流が改善され、二酸化炭素や老廃物の排出もスムーズになります。
体の中からすっきりすることで、自然な代謝アップにつながります。
6. 幸せな気分に
お灸の温かさで心が落ち着き、脳内のセロトニンが増加。施灸後はリラックスでき、
前向きで幸せな気分に包まれます。
▷熱さを調節しながら行います
日本式のお灸では、コメ粒ほどの「もぐさ」を直接皮膚の上に置き、火をつけて燃やします。「もぐさ」とは、よもぎを乾燥させた天然の素材です。熱くなる前に取り除くため、チクリと感じる程度の心地よい熱さです。
1つのツボには3〜7壮のお灸を行い、体全体では合計50〜70壮ほど施術します。ツボを丁寧に刺激することで、効果を実感しやすくなります。
▷ 皮膚が敏感な方やお子様には温灸をご用意
熱さに敏感な方や皮膚が弱い方、お子様には「温灸」をおすすめしています。温灸では無農薬のショウガを皮膚の上に置き、その上にもぐさを置く方法で、皮膚に直接もぐさを置きません。
心地よい暖かさを体全体で感じながら、安全にお灸を体験できます。
3000年の歴史を持つお灸
お灸は約3000年前、中国北部で発明されました。2000年以上前の中国最古の医学書『黄帝内経』にもお灸の記述があり、当時ですでに現在の治療法の原型が完成していたと言われています。
6世紀ごろには日本に伝わり、日本独自の技術として発展しました。
▷ 原材料は身近なよもぎ
お灸に使う「もぐさ」は、日本全国に自生するよもぎから作られます。よもぎは「ハーブの女王」と呼ばれるほど、多くの健康効果を持つ植物です。乾燥させて細かくしたよもぎが、もぐさになります。
▷ 経絡とツボへの施灸
お灸は体に流れる14本の経絡上にある361の主要穴や、奇穴(経絡に属さない独自のツボ、250以上)に症状に応じてもぐさを置きます。ひとつひとつのツボに丁寧に刺激を与えることで、体全体のバランスを整えます。
お灸と「邪気取り」の不思議な体験
施術中、患者さんの体の気を感じながらお灸を行うと、まるで体の悪い部分に自然と反応が現れることがあります。お灸の煙が体の中の邪気を天へ昇らせるイメージで、清めの効果を感じる方も多いです。
さらに興味深いことに、体の不調のある部分には、もぐさの煙がまるで龍のようにまとわりつくことがあります。不思議な現象ですが、これは古来から伝わるお灸の「気」に関わる作用のひとつと考えられています。
なぜ鍼は行わないのか
1. お灸の魅力に惹かれたから
私は自分自身や子どもにもお灸を行っていますが、その即効性には驚かされます。特に自律神経を整える効果は抜群で、鍼よりも歴史が古く、長い伝統に裏打ちされた信頼ある治療法です。
2. 自分の体を守るため
鍼治療では、患者さんの邪気や体の不調を受けやすく、施術後に吐き気や肩の重さなどを感じることがあります。自身の体を守るために、お灸を中心に施術することにしました。お灸は鍼と同等、あるいはそれ以上の効果を発揮すると感じています。
※同じ理由で、あん摩・マッサージ・指圧も行っておりません。ご理解ください。