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脳波検査でも原因不明の症状が改善した症例

  • 亜希 Bucher
  • 6月29日
  • 読了時間: 2分

【主訴】

10年前から寝入りに落ちる時、電気ショックのような痙攣が数回起きていたが、2年前から毎晩寝れないほど電気ショックと痙攣が起こるようになる。

そのほかの症状は胃から火の玉が生じ、その火の玉が胸に行き左右に広がると痙攣を起こし、火の玉が脳に達すると光が見える。

最近では寝ることが怖くなってきた。



病院では脳検査、血液検査、睡眠検査など色々な検査をしたが異常なし。

精神科を勧められる。


【治療と経過】

「奔豚気 ほんとんき」の症例として治療を開始

奔豚気とは驚いた子豚が奔走するように体内で動き回る状態で腎気の乱れがあります。

腎の陽気が丹田に溜まり下腹部から激しく上に向かって突き上げていきます。


◆2024年9月、1回目の問診

やはりかなり酷い陰虚(乾燥タイプ)

とても頑張り屋さんで自分の限界に気づかないことがあるが、とても前向き。

陰虚の特徴である、指のささくれ、ソワソワ感が見られる。


漢方薬服用2ヶ月後には寝れないほどの電気ショックと痙攣が1回ほどに減る。

とても改善されたので漢方薬を2025年3月まで継続。


◆2025年3月、2回目の問診

電気ショックは治ったが、痙攣は夜中に1回起きる。

最近の一番の問題は睡眠障害が出てきた。寝れない。


問診の結果、やはり陰虚。

今回から不眠、指のささくれ、便秘、ソワソワ感など一気に治す根本治療を開始


◆2025年4月

寝れるようになってきた。

効果を感じているので漢方薬を継続中。


【私から】

なかなか珍しい症状でしたが、詳しく問診をし紐を解いていくと、根本的な問題が見えました。10年以上前からの症状なので、少し長期の漢方薬服用となりますが、確実に健康になって行くと思います。


私の治療院ではこのように原因不明の方が多いですが、何らかの改善をしています。

原因不明と言われ精神科に送られる前に、一度ご相談ください。







 
 
 

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